ペリペンによるAndroid考察ブログ

スマホ、オーディオ、カメラ、ペンギンなどが好きなガジェヲタ。休日は野球を見たりXperiaにROMを焼いたり。Twitter: @cltculia

【ドラえもん考察】ひみつ道具はパラレルワールドを作り出せるのか

どうも、ペリペンです。
 
今回は少し本来のブログの趣旨とは異なってしまいますが、機械つながりということで、ドラえもんについての考察をしていきたいと思います。
 
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みなさんは、ドラえもんのひみつ道具にどこまでの力があるのかを考えたことはあるでしょうか。
 
22世紀から来たドラえもんは、「どこでもドア」や「タケコプター」といった、みんなが欲しがるような、不思議で便利な道具を多く持っています。他にもどんな食べ物でも出てくる「グルメテーブルかけ」であったり、地球を破壊してしまう道具、人を消してしまう道具まで存在します。こういった道具が存在していながら、22世紀はどのようにして秩序を保っているのだろうか、という点も非常に興味深いのですが、今回は現実的なことは置いておいて、より面白いであろうひみつ道具の持つ力の限度について考えていきたいと思います。
 
 
筆者が考える中では、ひみつ道具にはパラレルワールド(=多元宇宙)を作り出す力、そしてその宇宙間を移動する力があるということが最も強力であると考えています。
 
さて、順を追って説明していきましょう。
タイムマシンともしもボックスを用いてその性質が示される事例が映画「新・魔界大冒険」にあるので、それを踏まえて解釈をしていきたいと思います。
(あくまでひとつの考えでしかないことをお忘れなく。)
 
※以下、映画「新・魔界大冒険」のネタバレあり
 

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映画「新・魔界大冒険」(画像引用元:dora-magic.com)
新・魔界大冒険では、もしもボックスで"もしも魔法が存在していたら"を現実化します。
結果、魔法世界は現実世界の"科学"を"魔法"に置き換えた世界になります。(少なくともドラえもんとのび太はそう解釈します)
このとき、現実世界では"天変地異によってブラックホールが接近している"というバックグラウンドがあったのですが、もしもボックスによって  科学→魔法  と置き換えられたため、ブラックホールは魔界星に置き換えられ、"魔界星が接近している"ことが現実になりました。
こののち、諸事情ありで魔界星へ行くことになったのび太、ドラえもん、その他もろもろなのですが、その魔界星にてのび太とドラえもんがタイムマシンを使うシーンがあります。これは、タイムマシンで彼ら自身がもしもボックスを使用する前の時間に戻り、使用をやめさせようと試みたからです。(これにはしずかちゃん、ジャイアン、スネ夫が魔界星人に捕まってしまい、のび太とドラえもんだけ唐牛で生き残っている、といった絶望的な背景があります。)
このとき、魔界星人であるメデューサが彼らを倒そうとタイムマシンの後を追って、タイムホールを通じて現実世界(であった時間帯)に入り込んできます。
もちろんそこは科学の世界であり、メデューサは魔法世界の人間です。
もしもボックスの効果が適用される前の時間であるなら、メデューサは魔法を使うことができるはずもなく、そもそも現実世界の誰か(ブラックホールに住人がいるのかどうかという話にはなるが)に置き換えられるはずです。
しかしそうはならず、メデューサは魔法を現実世界でも使い続けることができ、その力でのび太とドラえもんを石にしてしまいます。その後ドラミちゃんが彼らを助けるのですが、事情を知ると、"じゃあ私のもしもボックスを使って魔法のなかった世界に戻せばいい"と提案します。しかしそうすると魔界で捕まっているしずかちゃんたちはそのままになることに気がついたのび太たちは、助けることを優先したためこれを実行しません。
この時点において、1.科学のみの世界 2.魔法のみ世界 の2つの世界が存在していると思われがちですが、実際には、3.両方が共存している世界 が存在していて、のび太たちはそこに存在しています。 (補足: 映画の最後にもしもボックスで元の科学の世界に戻るのですが、それはまた新しい世界であると考えられます。つまり"過去に一度魔法が存在したが今はそうでない世界")
IF世界で科学が使用可能(魔界でドラえもんの道具がそのまま使える)+元の世界で魔法が使用可能(メデューサが科学の世界で魔法を使用)であることより、もしもボックスはシンプルに科学を魔法に置き換えただけでなく、全く新しいパラレルワールドを生成していることがわかります。
そして、魔界から元の世界にタイムマシンで戻ってきたというのは、パラレルワールド間上を超えてきたという解釈が可能です。
仮にドラミちゃんのボックスで魔法をなくした場合、しずかちゃんたちはブラックホールに飲み込まれたことになるのかというとそうではなく、彼女らは魔界星人に捕まったままになります。そもそも、ドラミちゃんの言った「ここでもしもボックスを使うとしずかちゃんたちは捕まったままになるわ」=「まあブラックホールに飲み込まれたことになるけどね」と解釈するのはあまりにも不自然ですよね。また決定的な理由として、メデューサが魔法がまだない世界に存在できる理由がないからでもあります。
ドラえもんの名言として"未来は変えることができるんだよ"的なのがありますが、これはつまり運命論を否定するもので、ひみつ道具使えば別の未来を作り出すことが可能になる、ということです。
 
 
補足: 多元宇宙論のひとつに"泡の宇宙"という考え方があって、これには複数の宇宙は存在しているものの、互いがブラックホールの中に存在しているなどの理由で観測できないという性質があります。魔界大冒険において魔界=ブラックホールだとして、そこでタイムマシンを使い別の世界線に移動できたということは、もしかするとタイムマシンの性質で移動したのではなく、魔界こそが多元宇宙のつながりの地点であったと考えることもできます。
 
補足: 今回は紹介していないのですが、映画「のび太のロボット王国」にもタイムマシンがパラレルワールド間を移動する描写があります。
 

【ドコモ 夏モデル】ソニーがXperia Aceに託した想いを読み解いてみる

どうも、ペリペンです。

  

さて、先月ソニーからXperia 1、Xperia Aceが発表されました。

Xperia 1は3大キャリア、Xperia Ace(SO-02L)はドコモ専売モデルとなっています。

 

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(画像引用元=ケータイWatch)

 

今回はドコモ専売モデルである、Xperia Aceのほうに焦点をおいてみようと思います。

この端末は賛否両論ですが、筆者的にはアリかなと感じています。

 

まず、簡単にそのスペックをまとめてみますと、

 

Android 9.0

5.0インチFHD TFTディスプレイ

Snapdragon 630(オクタコア)

64GBの本体ストレージに加え512GBまでのmicroSDXCサポート

4GBのRam

IPX5/IPX8/IPX6の防水防塵対応

電池の容量は2700mAh

質量154g

アウトカメラはF1.8の1200万画素、インカメラはF2.4の800万画素

 

といったところです。

ワンセグ/フルセグの対応がない点と128GBのオプション(これはXperia 1同様)がない点は気になりますが、その他はまずまずといった感じでしょうか。

Snapdragon 630は日常使用だと十分なイメージはありますね。

 

 

「エース」と聞いて多くの人が思い浮かべるのは2013年にXperia Zと共に発表された兄弟機種のXperia Aなのではないのでしょうか。

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(画像引用元=ドコモ)

 

Xperia Aといえば日本市場向けに(後々ZRとして海外でも販売しますが)2013年にドコモから発売され大人気となりましたよね。

同時期にXperia ULというのもauから出ていたりと、当時に限っては国内向けXperiaが比較的成功していました。

 

Xperia Aは当時パンケーキのように売れると称されていましたが、どうしてここまで売れたかというと、

・防水防塵

ワンセグ

・外せる背面カバー

・6.4インチの丸みを帯びたサイズ感

NFC/Felica対応

初音ミクモデル

などが挙げられます。

 

Xperia Zと違い丸みを帯びたデザインは手の小さい日本人にとっては何ともありがたいことで、防水機能もお風呂で使える端末の需要が一定数ある日本では大ヒットしました。

これは当時のiPhoneやGalaxyと比べても劣らないスペックを保ったまま日本向けに最適化されたのが見事に成功し、Aの後継のZ1f、Z3 Compactも大ウケしました。

このままXperiaが国内のスマホシェアを鷲掴みにするかと思っていた矢先、発熱モンスターのZ4とZ5であったり、謎のPerformance、分厚くなったXC、重くなったXZ2Cなどと魅力がグングンと薄れていき、需要はガクっと落ちていきました。

中でもXZやXZ1は一定数の需要を確保していたのですが、その2機種以外は完全にiPhoneやGalaxy、Huaweiに飲まれている状態で、ソニーはいつスマホ事業から撤退するのかと囁かれるほどの窮地に陥っています。

 

そんな絶望的状況の中MWC 2019にてXperia 1が発表され、あのCES 2013にてXperia Zが発表されたときのワクワク感とソニー"らしさ"が返ってきた印象を植え付けました。

 

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(画像引用元=ドコモ)

 

透明感溢れる背面、パープルの復活、21対9の流行に乗った縁無し前面、最先端のスペックなどと条件はバッチリ。

そして日本版Xperia 1と共に兄弟機種として発表されたXperia Aceは、まるでXperia ZRであるかのように日本市場へ最適化され、というのも比較的小さく丸みを帯びたボディを持ち、Zシリーズで好まれたオムニバランスデザインを継承、そして防水防塵はもちろん対応。

見かけが古いと言えばそれまでですが、手にフィットすることは確実ですし、当時のAでさえ見かけはZと比べればダサいと言われても致し方ないような端末でした。

 

日本国内をメインに利益を上げているソニーが不振となっている今、Xperia Aceは再度日本人の心を掴むための切り札的存在なのかもしれません。

【MWC2019】画面を自由自在に曲げられるスマホ、Galaxy FoldやHuawei Mate Xが秘めるフォールダブルの可能性

どうも、ペリペンです。

 

少し時期的には遅いですが、MWC2019で発表されたフォールダブルなスマートフォンについて考察してみようと思います。

 

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MWC 2019の目玉といえば画面が曲がるスマートフォン

 

数年前にLGがG Flexという画面が扇形に曲がっている端末を開発していましたが、今考えるとこれはフォールダブルというよりフォールデッドですね笑

というのも、今回のGalaxy FoldとMate Xは正真正銘のフォールダブルで、画面を自由自在に曲げることが可能になっています。

 

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どちらも非常に近未来感を感じられるデザインですよね。

 

一応スペックを簡単にまとめてみますと、

Galaxy Fold; 7.3インチ有機ELディスプレイ、Snapdragon 855、4380mAhリチウムポリマー電池、16MPアウトカメラ、Android 9.0 Pie搭載

Mate X; 8.0インチ有機ELディスプレイ、Kirin 980、4500mAhリチウムポリマー電池、40MPアウトカメラ、Android 9.0 Pie搭載

という感じで、どちらもフラッグシップスマホに劣らずのスペックとなっています。

 

2機の画像を見比べてみると、曲がる方向が逆であることがわかります。Mate Xは1画面が折りたたみ式になっていて、外側に広げるスタイルなのに対し、Galaxy Foldは表と裏に画面が2つ搭載されていて、細長い1画面を表紙とした本のように、内側を開くと大きい画面が出てくるようになっています。
どちらが良いか、というのは今の段階では判断しかねますが、Mate Xは従来のスマートフォンを使用する感覚を貫きながら、それをそのまま拡張するという一連の動作が自然ですね。

 

また、Galaxy Foldは1画面モードの際は4.6インチ(iPhone 8は4.7インチ)しかありませんが、Mate Xのほうは6.6インチの大画面となっているので、こちらのほうが現代のスマホっぽさがありますね。一度6インチ以上の画面のスマホに慣れてしまうと4.6インチは相当小さく感じるはずです。

 

値段はどちらも20万前後とスマートフォンとしては手を出しにくい価格帯ですが、それに値する程の技術が駆使されていることは間違いないでしょう。

 

これほど大画面のスマホとなると気になってくるのは電池持ちと重さですが、電池のほうは上記しましたがどちらもまずまずの容量を確保しています。

 

重さはGalaxy Foldは現時点では非公表、そしてMate Xは232gとなっています。(比較として、iPhone XRは194g、iPad mini 4は299g、Xperia XZ2 Premiumは236g)

iPad Mini 4よりも0.7インチ小さい7.2インチのディスプレイを搭載していながらも重量は232gと考えると、妥当、あるいは軽いという印象も受けますね。

Xperia XZ2 Premiumが重さとしては近いのですが、ドコモショップで触った感じ手にズシッとくる重さがありますし、Mate Xのほうも実際に端末を触っていないことには何とも言えなさそうです。

 

肝心のディスプレイはどちらも有機ELの巨大ディスプレイと、スペック上は申し分ないのですが、操作感やその必要性は疑問となってきます。

Galaxy Foldは画面を3分割し、それぞれ別のアプリを同時に操作できるというデモがありましたが、Androidは未だWindowsのように自然にマルチタスキングをするシステムが整っているとは言いづらい状態な点において少々ひっかかるところはありますね。8GBのRamがあるとはいえ、一度ホームに戻ると落ちるアプリは落ちますし、YouTubeは同時再生できないですし、ドラッグアンドドロップに関しても対応しているアプリは多くありません。こういった要素から、スマートフォンに8インチレベルの画面が必要なのかどうかは今後のAndroid OS次第な部分は大きいでしょう。

 

とはいえ、これらの端末はフォールダブルの序章に過ぎません。

Galaxy FoldやMate Xは未だ消費者向けではないのかもしれませんが、より薄く軽く安く開発されるようになる未来はそう遠くないはずです。(少なくともそう信じたい。)画面が曲がったスマホ自体に価値があるかどうか、と聞かれると少し悩みますが、仮にこれが実現すれば丸めて持ち歩けるテレビなど、今では想像さえできない製品でさえ登場してくる可能性があります。そういった発明品への第一歩と捉えると、なんだかワクワクしてきますね。

ブログを始めてみました。

初めまして。この度、ブログを始めさせていただきましたペリペンと申します。

 

XperiaにおけるAndroidアプリ考察」を書かれているショーグン様、また「ソニーが基本的に好き。」の君国様など、Android系の記事を個人で書いていらっしゃる方のブログを長年読み続けてきまして、ガジェットヲタクとして私もブログに挑戦してみようと思った所存でございます。

 

ガジェット、特にスマートフォンに興味があり、XperiaのROMを焼きかえたりAndroid向けのアプリをちょこちょこと作ってみたりしていました。

Xperia X10から海外Xperiaなどを経て現在はXperia XZ1をメイン端末として使っております。

XDA-Developersに掲載されているデベロップメント系の記事の翻訳などもやっていこうと思いますので、よろしくお願い致します。